借金完済までの流れ
借金完済までの流れ
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借金を初めて真剣に、一刻でも早く完済したいと考えるようになってから、実際に180万円弱の借金を完済するまでに私の場合は2年と半年近く掛かりました。
私の借金完済の方法は、任意整理や自己破産などの債務整理は利用せず、おまとめローンなど借金の一本化もせず、ただひたすら節約して生活を切り詰めて支出を減らし、副業などをして収入を増やし、金利の高いローンを金利の安いローンへ借り変えてを繰り返し、金利の高いところから優先して返済していくというものでした。
そこで、私のように「身分不相応な生活」で借金を背負った方で、何とか周囲の人にばれず、迷惑をかけずに自力返済をしたい方の参考になればとその2年半の返済の流れを書きます。
目次
1.まずは借金額と金利を洗いざらい明白にする
自分の借金額を全て正確に知る事、これをまず最初にやらなくては何も始まりません。
私は正直、書き出して現実を見るのがとても怖かったのですが、でも、今だから思う事・・・知らない方が怖いのです。 全ての借入先、金利、毎月の支払い金額などをとにかく全部紙に書き出して、現実を直視し把握する事から始めました。
2.支払い計画を立てる
自分の借金の借入先や金利などを把握した後に、私はエクセルでこんな風に毎月の返済予定表を作りました。 以下は私の実際に借金返済をしていた時につけていた2003年のデータです。
*借入先はちょっとリアル過ぎたので見えないように潰しました(汚くてごめんなさい )
スマホでは上の表が見にくいですが内容はこんな感じです↓
7月10日
- [借入先]
- XXX
- [内容・金利]
- リボ(13.8%)
- [残金]
- ¥468,661
- [月]
- ¥20,000
- [借入先]
- XXX
- [内容・金利]
- 目的ローン(9.9%)
- [残金]
- ¥101,227
- [月]
- ¥9,669
- [借入先]
- XXX
- [内容・金利]
- ショッピングローン(15.4%)
- [残金]
- 7/3完済
- [月]
- ¥0
- [借入先]
- XXX
- [内容・金利]
- 目的ローン(7.8%)
- [残金]
- ¥309,460
- [月]
- ¥10,000
- [借入先]
- XXX
- [内容・金利]
- ローンカード(12.5%)
- [残金]
- ¥237,619
- [月]
- ¥10,000
- [借入先]
- XXX
- [内容・金利]
- XXX(7.8%)
- [残金]
- ¥253,500
- [月]
- ¥16,900
- [7月支払合計]
- ¥66,569
- [残金合計]
- ¥1,370,467
- [先月比]
- -¥83,885
こんなふうに、今月、来月・・・再来月の分と、先の支払いの予定を立てる事でリアルな数字を見る事ができます。
現実的な数字を見る事で気が引き締まったのを覚えています。 出来れば完済までに何年掛るのか把握するためにも全ての月の予定表も作ると、より現実感がわいてくると思います。
私の場合、そうやって完済までの予定表を作った時は3年以上かかる表が出来上がり、あまりの長さに愕然としました。
気軽に作った借金を返すのにこれだけ時間が掛かるなんて・・と。最初は(あまりに先が長い)と感じて落ち込みました。一時的に戦意が喪失したり、やる気が無くなるかもしれません。
でも大丈夫です。コツコツでも確実に返済し、安易な新たな借り入れさえしなければ必ず、いつか終わります。 そして借金が減ってくるにつれ、その数字を見るうちに私の場合は(もっと早く返すぞ)と節約などのモチベーションが上がり、完済への闘志へと繋がりました。
3.金利の安いところへの借り換えを検討してみる
そして完済への早道は、「今より収入を増やし返済に充てる」、「今より支出を減らして返済に充てる」というのはもちろんですが、 多重債務の場合は金利の高いところからつぶすのが鉄則です。
詳しくはクレカを考える~キャッシング編を参考にしてください。
同じ30万円を借り入れした場合でも、金利によりここまで利息に差がでます。
金利計算 の方法
借入残高 × 実質年率 ÷ 年間日数 × 利用日数 = 利息
- 利率15%のS社
- 30万×0.15=年間利息45,000円
- 利率7.99%のJ社
- 30万×0.0799=年間利息23,970円
その差は年間23,970円にもなります!
借金に麻痺している人は「たった年間23,000円で借り換えは面倒だ」と思うかもしれませんが、30万の借入なら年間23,000円の利息の差も、借金が200万ならその差は年間で140,200円にもなります。
借金完済のため、仮に会社が終わった後にバイトをしたとしても、それだけ稼ぐには2ヵ月3か月とかかるはずです。
それならば金利の低いところに借り換えて、かつ(バイトや副業が出来る環境ならば)収入を増やしつつの組み合わせでもっと早く借金が返せます。 私は一日でも一円でも早く返す事しか考えなかったので、金
利の低いカードローンをめいっぱい借りては金利の高い方を増額して返済、を繰り返して利息短縮をとにかく意識しました。
特に、2010年に貸金業法が改定される以前は、カードのキャッシングの利率は27%とざらにあったので、同じ「カードのキャッシング」「カードローン」でも、金利の安いところへの借り換えは私の場合はとても有効で、借金完済への加速をつけてくれました。
真剣に考える方におすすめなカードローンです。
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また、私はおまとめローンや一本化、債務整理はせず、ただひたすら生活を切り詰め節約をして金利の安いカードローンへ借りなおしたりを繰り返して自力完済にこぎつけました。
おまとめローンは少し検討した事もありますが、自分の性格には合わない気がして利用には至りませんでした。 おまとめローンについては「おまとめ・一本化の前に」をご覧ください。
なので、自分の年収以上の借金がある方や自力返済が不可能だと思われる方にはこのページは参考にならないかもしれません。
もう来月の返済の目途も立たないぐらい追い詰められている方は以下のような債務整理専門のサイトでご相談される事をおすすめします。 今はネットで無料診断できるシュミレーターなどもありますし、毎日発生している借金の利息を考えたら、相談する事を恥ずかしがったり迷っている時間は勿体ないと思います。
4.毎月の生活に必要な金額を把握する
そして当然ですが、支出も見直さなければいけません。
今までは、入る以上に出ていたから借金を作ったのです。なので、まずは毎月かかる固定費などをザックリでもいいのでまずは出してみました。
以下は私の実際の2003年のデータです。
こんな風に出してみたら、 あれあれ? 5万円ぐらいしか残らないの?
という事は。 この5万円で食費や交際費、服や化粧品やガソリン代や車の保険。 税金やプロバイダ料もこれには計算外だし、 これじゃあ突発的に結婚式なんて入ったらまたキャッシングしないと回らないよ?
・・・と、実際に数値で見ることで自分の経済状況を把握し、現実を見る事で、お金の使い方を変えなければいけないと思い始めました。
5.家計簿を付けてみる
上記で出した毎月の固定費以外に、ご飯も食べなきゃいけないし、ティッシュペーパーも洗剤も買わなきゃ生活できません。
生きていくのに毎月、何かしらお金は掛かります。 毎月食費にいくらぐらい使っているのか、最低必要な日用品、交際費は、など自分の傾向を把握するために、だいたいの金額を出す必要があります。
もちろん把握した上で、無駄なポイント、削れるポイントを捜すためです。 現実を把握しない事には、対処も出来ません。
私の場合は、1人暮らしなので食費は2万ぐらいかなと思っていたらとんでもない、いざ家計簿をつけてみると簡単に3万円を超えていました。
固定費以外の残金は5万なのに、そのうち3万以上が食費で、交際費も一晩遊びに出たら1万ぐらい平気で使っていました。これでは毎月キャッシングを繰り返さなければ生きていけなかったのは当然です。
それでも最初は家計簿も細かくつけていたのでかなり面倒に感じましたが 自分なりに大雑把につける方式に変えたリ、最初に予算を立ててやりくりしてみるとか試行錯誤していくうちに自分のスタイルが出来て、面倒では無くなりました。
また、節約が性格に合っていたのか光熱費など少しでも減ると達成感が生まれ(笑)節約が楽しくなりました。
人により、スマホを利用したり、手帳につけたリなど合う方法がきっとあると思います。 おおまかでも良いと思うので、頑張ってつけてみましょう。
つけてみると、食費を削れるな、服を買うのはしばらく我慢、など削れるポイントが見えて来るはずです。 何でもかんでもギリギリに我慢するのは長い返済生活の中でストレスになりますが、 毎月の収入を増やす事が出来ない限り、今までの生活と同じに暮らせばまた借金の繰り返し。永遠にエンドレスです。
節約の方法については節約サバイバル!が参考になればと思います!
ここまで来たら借金返済・完済への道のりが見えてきたと思います。 返済を早めるには「より収入を得る」「より支出を抑える」「借換など金利の見直し」が不可欠です。
6.持ってるカードを整理する
借金返済も順調に進んでいく中で、使わなくなったローンカードなどが出てきました。キャッシング専用のカードもあったので、二度と使用しないつもりで、持っているカードを整理し、不必要な物は解約しました。
個人信用情報についてに詳しく書きましたが、これは、さらに金利の安いところへ借り換えるための準備でもありました。
自分の属性に自信がある人はここまでする必要は無いのかもしれませんが、「使わない、はさみで切る」のではなくて、カード会社に連絡して「解約」しておきましょう。
借金の原因が無駄な買物など浪費癖のある私のような方は特に、ここできっぱりと覚悟を決め、不必要なカードを整理する事をおすすめします。
7.最後に
あとは淡々と、収入を増やし、支出を抑え、金利の見直しをして返済をしていくだけです。
返済生活の中で今までしなかった節約など面倒でストレスがたまるかもしれません。
節約より収入を増やす方に労力を使った方が性に合う人も居るかもしれません。きっと、今の生活から抜け出したいと試行錯誤し始めると自分に合う方法が見えてくると思います
。おまとめをして楽に返済してしまいたい人も居ると思います。
それぞれに合った方法があると思うので、試行錯誤して、一日でも早く借金を完済してしまいましょう!